年も押し詰まった頃、ちょっとした事情あってコインランドリーにお世話になった。たくさんの洗濯物があって、しかも乾きにくい冬の曇天の毎日。どうしようかと悩んだ先、そうだあそこに持っていこう、と車に詰め込んで持ってきた。
あいにく朝のまだ早い時間にもかかわらず、洗濯機も乾燥機もフルに動いている。出来上がりを待つ客たちが老いも若きもちらほらと。やがて数分で終わるだろう大型洗濯機の前に陣取る。終わったら誰のものとも知らない衣類を常設の籠に入れ、自分たちのものを入れ込む。終わった時間に居合わせないのが悪いのだ…と、ばかりに。
それにしてもコインランドリーとは、英語で"Coin Laundry"なのか。セルフサービスランドリー(Self-Service Laundry)、コインウオッシュ(Coin Wash)などいろんな呼び方があるようだ。
似たような意味合いで、マネーロンダリング(Money Laundering)という言い方がある。こちらは不法なお金などを第三の機関を通すことで、合法な資金に変えてくれるというもの。たぶん、比較的新しく使われた言葉なのだろう、より英語発音に近い表記になっている。オーストラリア(Australia)のように”オウ”と発音する。
汚れた衣類か汚れた金なのか、違いはあるにせよ簡単に洗ってくれて、また本来の役割を持たせてくれて有用のものとなる。
できたらくたびれ切った頭を、悩みや疲れごときれいにしてくれるコインランドリーはないものか。それこそ”命の洗濯”!
つぶやきつつ、近くのコメダコーヒーでモーニングサービスを頼み、ひと時の休憩タイムを楽しみました。