#香椎台 木もれ日日記

香椎宮の森の木陰で、広い空をながめながら日々の思いを綴ります

ある日、忍野の里で

梅雨明けの情報が各地でちらほら聞かれたこの時期、富士山麓の忍野の里へ行く機会があった。さいわい雨にはあわず、朝方は高地のためか、さわやかな空気を味わうことができた。

すこし車をころがし、河口湖へ向かう。山中湖とはまた一味違い、湖岸にはいろんな店が並び、多くの、とりわけ若い層の人々が大勢行き交っていた。といっても会話の声は韓国語、中国語が多い。コロナ明けでの賑わいで、それはそれでインバウンド観光収入増につながり、いろんな店の元気にもつながっていることで、喜ばしい。

とはいえ、小道でゆずりあうにも、写真をとりあうにも、習慣や文化の違いを感じてしまい、すこし疲れを覚えた。レイクサイドの散策から、「ハナテラス」のカフェに憩いを求めた。照り付ける日差しは強く、遠慮なく体力を奪う。

このエリアはそう広くもないけれど、木立と小径とカフェやら雑貨店やら上手に配置され、若いカップルはもちろん海外観光客にも知られているらしい。アイスをほおばりながら窓外の行き交う人々をながめ、リラックスタイムを満喫。

ちょうどお昼時なので、しばし思案の結果、ステイ先に戻って手打ち蕎麦の「天翔庵」へ。ひっきりなしに訪れる客の列へ加わり、ようやくおひるにありつきました。有名店なのだそうですが、なるほど値段も相応に設定されており、評価は各自、分かれたようです。

写真は、そのすぐ近く、骨董と喫茶の店「里庵」さんの店先で。朝、訪れたところ、あいにく出店にお出かけでお留守のため、からぶったところでした。素敵なお庭でした。

かわいいお地蔵さんは野にあって、何を思うのか。人々の苦難を救うがため…。