当地のサクランボの季節は終わりを告げました。
ぐずぐずっと雨が降ったり、日差しがまぶしかったりと、どっちつかずの季節のように思えますが、すでに夏日はじゅうぶん肌身で感じられます。先んじて熱い季節のはずの参議院選挙は終え、最終盤に思いもかけない衝撃的な事件が影を落とし、投票結果は思いもかけないというか、おおかた予想通りというか、の様相となりました。
その結果をどのように思うのか、なにも思わないのか、それとも悲観の思いをもつのか。社会の状況がそうだけに、もろ手をあげてハッピーと言える方はどのくらいおられるのでしょうか。チコちゃんにどやされるまでもなく、今後をみすえていろんな感性を研ぎ澄ませていきたい、と思います。少なくとも生活を守るためにも。
ドイツ在住の作家・多和田葉子さんの新著「カタコトのうわごと」(青土社)に、「感性は思考なしにはありえないのに、考えないことが感じることだと思っている人がたくさんいる」との件りがある、とのこと。数社の出版社の事業として取り組まれてきた出版企画「書物復権」の一冊として復刊されたものだが、いまなお、というよりか今日ますますその指摘は痛い。
青々したサクランボの葉は気がつけば虫くい状態になり、残るはスジばかり、にびっくり。…そんなことのないように!
追:サンショクゲイドンって三食牛丼ではないですよ。
「力の強い大きな国が、弱く小さい国を侵略していくこと。虫の蚕が桑の葉を食べていき、鯨が魚を丸 呑みにするという意味から」(四字熟語辞典online)